
こんばんは。
ファイナンシャルプランナーのイメージとしてまず思い浮かぶものは、保険の見直しなどの専門家としてのものでしょう。
実際に私も住宅ローン相談を主に取扱ってはいますが、保険の相談は良く受けることがあります。
意外と思われるかもしれませんが、住宅ローンと保険の関連性は高いです。
住宅ローン借入時は保険見直しのタイミングでもある。
住宅ローンを契約する際には、団体信用生命保険という保険に加入することが求められます。
団体信用生命保険は略して団信と呼ばれていますが、住宅ローン契約者が亡くなったり高度障害になった際に、その時点での住宅ローンの残債が支払われる保険です。
保険料は金利に含まれており、万が一の際に金融機関が債権を回収できるように設けられた保険です。
団信に加入するということは、新たに生命保険に加入するということになるため、保障内容が現在加入中の生命保険と重複することにもなります。
現在加入中の保険の保障内容が十分なものであれば、団信への加入は過剰保障になります。
しかしながら、団信への加入は必須になるため過剰保障を避けるためには現在加入中の保険を見直す必要があります。
保障内容の見直しは、死亡保険の必要保障額から始めましょう。
団信加入により、必要保障額から遺族の住宅費が除外できますので、その分の減額が可能です。
また最近、子供の教育費の無償化や減免の流れができており、その分も減らせる可能性があります。
保険見直しで得られる効果。
保険を見直すメリットは、不要な保険を削り、必要な保険を加えることで、その時々のリスクに備えられることです。
私たちを取り巻く環境が常に変化しているのと同じように、保険も毎年のように変化をしていきます。
若いときに加入した保険も古くなってしまいます。
今の時代に即した保障を享受できるだけではなく、見直しのやり方によっては月々の保険料の負担を減らすこともできます。
節約できた分は外食や旅行などにも使うことができますし、不足するといわれている老後の資金準備にも回せますし、繰上返済を行うことにより住宅ローンの早期返済も可能になるかもしれません。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
保険の見直しのタイミングとしては、結婚や出産など家族が増えるタイミングで行われる事が多いのですが、住宅購入時も重要な見直しのタイミングです。
これから住宅を購入される方は、不動産会社のスタッフやファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。