
不動産を購入する際には物件価格以外にも費用が掛かります。
一般的にはこれらの費用は諸費用と呼ばれています。
諸費用が掛かることを知っている方が多いのですが、諸費費用の存在自体を知らず、いざ不動産を購入しようとしたら想定以上に資金を要してしまい、計画自体を見直さなくなることもあるようです。
今回は、そんな諸費用について説明していきます。
諸費用は物件価格の約1割り程度。
諸費用はおおざっぱに言うと、物件価格の約1割程度必要になります。
2,000万円の物件なら200万円、3,000万円の物件なら300万円くらいです。
全ての方の金額が同じというわけではないので、あくまで目安と言うことにはなります。
諸費用の内訳としては、登記費用・住宅ローン関連費用・火災保険・仲介手数料などが代表的です。
住宅ローンを利用せずに現金で不動産を購入する場合は、住宅ローン関連費用が掛からないため諸費用は安くなります。
また、仲介手数料が掛からない物件(売主から直接購入するなど)を購入した場合も諸費用は安くなります。
物件や不動産の購入の仕方によって諸費用の金額は異なってくるため、広告やポータルサイトに諸費用が掲載されることはまずありません。
それ故に、諸費用の存在を常に意識しながら物件探しをする必要があります。
諸費用は住宅ローンで借りられる。
諸費用は住宅ローンに含んで借りることができます。
2,000万円の物件に諸費用の200万円を含んだ2,200万円の融資を受けられるということになります。
頭金無しで家が買えますといったような謳い文句を掲載した広告をよく見かけますが、その根拠のひとつがこの諸費用まで借りられる住宅ローンの存在です。
最近の住宅ローンは、諸費用以外にもオプション商品や家具や家電にも対応してくれます。
見積りや領収書が必要になるので、何でも借りられるというわけではありませんが、住宅ローンの返済期間は長く(最長35年)かつ金利は低く設定されているため、分割払いやカードローンを利用するよりも、月々の支払いの負担は軽減できます。
住宅を購入する際に家具や家電を新しくしたいという希望のある方は多いので、諸費用に含めて借りる方は年々増えてきています。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
今回は不動産購入に係わる諸費用について簡単ではありますが、説明させていただきました。
次回からは、諸費用の内容についての解説や、住宅ローンに含んで諸費用を借りる場合の注意点などについて解説していきます。