急上昇のトレンド。ネット銀行住宅ローンのメリットとデメリットについて。

こんばんは。

少し前から、住宅ローンでネット銀行を検討する方が増えてきました。

ネット銀行といえば、
・住信SBI銀行
・ソニー銀行
・楽天銀行
・auじぶん銀行
などが主なところです。

ネット銀行を利用するにあたってメリット・デメリットそれぞれありますので、特徴を説明していきます。

ネット銀行のメリット

・金利が低い

ネット銀行は店舗を持たないため、運営費や人件費などの経費を抑えることができます。

その分、住宅ローンの金利を安くすることができるのです。

現在、多くの銀行の変動金利が0.5%以下となっています。

・保証料が掛からない

都市銀行や地方銀行で住宅ローンを組む場合は保証料がかかることがほとんどですが、ネット銀行では保証料がかかりません。

ネット銀行は保証会社を利用していないため、保証料は不要となっています。

・一部繰上手数料が無料

住宅ローンは長期に及ぶため、繰上返済を検討している方が多くいます。

ボーナスなどでお金に余裕ができたときに、こまめに繰上返済を行いたいという方もいらっしゃいます。

このようなな方にとっては、繰上返済手数料が無料というのは大きなメリットなります。

・来店不要で住宅ローンの契約ができる。

ネット銀行には店舗がないため、書類のやりとりは郵送やメールで行います。

申込みから契約まで手続きできるので、仕事が忙しい方にとっては自分のペースで動けます。

ネット銀行のデメリット

・審査が厳しい

ネット銀行は対面での面談がないため、審査も厳しい基準を設けています。

各銀行ごとによって審査基準は異なりますが、どの銀行も都市銀行や地方銀行よりも厳しめです。

私の印象ですが、確実に返せる方にしか貸してくれないイメージがあります。

規模の大きい会社に勤めている方や公務員の方には年収が低めでも融資してくれます。

年収が十分にあっても、勤めている会社の規模があまり大きくないと融資が厳しくなります。

返済が退職後まで及ぶ場合は、退職金の想定額まで聞かれます。

・審査が遅い

ネット銀行は、ネットで完結できるのは仮審査までです(auじぶん銀行を除く)。

本審査時の書類は郵送でのやりとりになります。

この郵送の時間を含むので、審査に時間がかかるのです。

提出書類に不備があり再提出等が発生した場合も、郵送でのやりとりになりますのでさらに時間が掛かります。

本審査申込みから金銭消費貸借契約まで、長ければ1ヶ月以上かかる事もあります。

・事務手数料が高い

ネット銀行は保証料が無料ですが、事務手数料を高く設定しています。

銀行や商品によって異なりますが、事務手数料の金額を「借入金額×2.2%」としています。

2,000万円を借りる場合、44,000円の事務手数料がかかります。

一方、都市銀行や地方銀行は事務手数料を33,000円もしくは55,000円としています。

このように比べてみると、ネット銀行の事務手数料の高さがわかると思います。

・対面でやりとりできない

ネット銀行は自行の審査基準にあてはまる方にはスムーズに融資しますが、少しでもイレギュラーなケースが発生した場合は対応しきれず審査を落とされてしまいます。

一方、対面でやりとりできる地方銀行などは、融資の担当の方と打ち合わせすることができるため個別の対応や融通が利きやすいです。

不動産会社も対面でやりとりできないことを嫌うケースが多く、この事が理由になっているため、お客様にあまり勧めないようです。

まとめ

以上、簡単ではありますがネット銀行住宅ローンの特徴を書いてきました。

私の経験上での感覚ですが、まだ栃木県内においては増えているといってもネット銀行を利用している方はあまり多くないように感じられます。

足利銀行や栃木銀行などの地方銀行が便利で利用しやすいということが大きな理由ですが、ネット銀行のメリットを理解いただければもっと利用する方も増えてくると思います。

自分たちにとってどの銀行が適しているかを考慮し、住宅ローンを選択して下さい。